2017年04月03日
久美浜名物 鯛煎餅(たいせんべい) 池市食品謹製
京丹後の久美浜。
夏は海水浴。冬は蟹ですな。行きたいですね。
行ったんではないんですね。お土産で頂いたんですね。
丁寧に包装紙に包まれております鯛煎餅。
池市食品の謹製でございます。
謹んでお作り申し上げますでございます。
そんなに畏(かしこ)まられると。なんだかこっちが緊張しちゃいますね。
いかにも手作りできっちり作りましたという感じがします。
完全にまん丸にしようと思えばステンレスの型でガチャンとしたら一発やと思うがな。
しかし、そこは池市さん謹製です。手で一個一個丁寧に鯛の気持ちになってお作り申しあげ候。
少し目の詰まったちり紙のような包装紙をそっと開けますと、中から純朴なお煎餅が2枚お見えになられました。
白身の魚をすりつぶして粉と混ぜて素焼きしたような雰囲気です。
触り心地はザラザラのカサカサです。
ん。まるでわたしの尻のような感触。共感力を高めつつ囓(かじ)ってみた。
思ったよりも硬くて、思ったより薄味。
なんとも身体に良さそうな味。添加物とか入ってませんよの味。
目を瞑るとだいたい想像できる日本海の風景。
荒波の音ザッパ~ン。
鯛のウロコ。
あ婆さんのゴム手袋。
煙の匂い。
潮の香り。
干した海藻。
足元の砂つぶ。
ああ。生きてるっていいな。幸せだな。そう思いたい。さようなら。また会う日まで。
また明日。
今日タンゴで、明日はサルサか。え?